女の子がなりたい職業というとケーキ屋さんやお菓子屋さん。いつの時代でも人気のある職業といえるでしょう。男女雇用均等法が定められてから、社会の第一線で活躍する女性が増えました。なかでも、お菓子の製造現場での女性の進出は目を見張るものがあります。そんな時、非常に役に立つのが「製菓衛生師」の資格です。
製菓衛生師の資格を取得するには受験資格があり、厚生労働大臣指定の製菓衛生師養成施設で1年以上、技能や知識などを修得した者。または、菓子製造業に2年以上従事した者となっています。調理師と同じように資格がなくても、ケーキ店や和菓子店で働くことができますが、合成着色料や合成保存料などが氾濫している時代、安全面や衛生面などの正しい知識を得ることが必要とされています。特にケーキなどのお菓子類は小さなお子さんがよく口にしますので細心の配慮をすることが必要となってくるのです。製菓衛生師の資格には、美味しく安全なお菓子つくりのための知識や技術を備えていると認定されていますので、お菓子つくりに従事する人にとっては有利な資格といえるでしょう。
就職の際に非常に有利な製菓衛生師の資格ですが、専門学校の講師や自宅でケーキ教室を開くなどということも可能なので、選択肢が広がりますね。また、この資格を取得しておけば申告するだけで「食品衛生責任者」の資格も取得できますので、将来独立をし開業したいという人にとってはまさに一石二鳥の資格なのです。